2021-01-01から1年間の記事一覧

思い出の公園は

こんにちは。もう12月ですね。こうしてまた一年が終わる。 焦りと、あきらめ。いつもと違う空虚感。一方でいつもとは違うある意味での充足感。 正直に言うと、なかなか気持ちの整理がつきません。 なので今回は、短歌と短文のみにしたいと思います。 遥かな…

短歌 すべては秋色

こんにちは。少し肌寒くなってきましたね。コロナも大分落ち着いてきました。 今日は、最近詠んだ短歌を振り返って、日々思っていることをつづりたいと思います。 9月の終わりでしたか、海へ行きました。 晴れやかな空、澄んだ空気、静かな埠頭に立って沖へ…

短歌に宿る人格

今日は、短歌に宿る個性について、常日頃感じていることを書きたいと思います。 最近、短歌には、それを読んだ人の個性が大きく反映されると感じます。 短歌より字数の少ない俳句に個性があまり出ないのはうなづけるとしても、詩、あるいは短い文章より短歌…

夏とAIおすすめの音楽

佇めば 夕日と我の 影法師静けさの中 夏を見送る 夏が終わりました。鳴いていた蝉はいなくなり、街はしんとしています。 今日は音楽に関することを書いてこの夏を振り返り、最後に短歌を添えたいと思います。 最近少し驚いたことがあります。 パソコンでネッ…

日々のうた

今日は、日常の出来事とともに最近詠んだ短歌をいくつか振り返りたいと思います。 先日までの暑さは異常でした。ふと見た空も、一面がギラギラして、見ていられない。日本が日本でないようでした。 見たことの ない鳥が飛ぶ 空もまた 見たことのない 色をし…

咲けや咲け

こんにちは、梅雨ですね。今年の梅雨は例年より、早いそうですね。 先日、家庭菜園の苗の植え付けを行いました。プランターをひっくり返すと、大きなみみず。 スコップでそっと、木陰に持っていきました。一生懸命土の上を這っているのを見て、みみずも頑張…

表も裏もある言葉

春の海。久しぶりの海。 去年の夏、波が荒いときは轟音と波しぶきに圧倒された。 今日の海は、只静かに寄せては返す。 海を前にたたずみ、ふと思う。 海ほど、豊かな恵みを与えてくれるものはない、と。 そしてまた、この海ほど簡単に人の命を奪うものはない…

コロナという共通体験

お久しぶりです。春ですね。 コロナ禍の生活も2年目になりました。 嵐が過ぎ去るのを待てば、また青空がみられると、考えていた一年前。 マスクを着け、手を消毒し、人と距離をとることは、今や当たり前のこととなりました。 私たちはもうこの生活を受け入…

言葉について思うこと

今日は、言葉というものについて、私が思っていることを書きたいと思います。 国語の成績は気にしなくていい 今でこそ、こうして短歌を詠み、ブログを書いていますが、中学生の頃なんかは「自分は国語が苦手なんだ」と思いこんでいました。 これは、実際に国…

はかりは今日も釣り合って

今日は、人生のどのような場面でも大切だと感じるバランスについて、私が思っていることをまとめてみたいと思います。 中庸(孔子)という言葉もありますが、どちらにも偏らないということが最も大切なことなのではないか。そのような思いをますます強く感じ…

歌で真理を確かめて

今日は、短歌を詠む中でもますますその重みを感じる諺をいくつかご紹介し、具体的なエピソードとともに振り返りたいと思います。 まずは、「千里の道も一歩から」。つい先日、今までに詠んだ短歌が三百首を超えましたが、まさか、こんなに続くとは初めは思っ…

短歌のために本を読む

今日は、短歌創作のために重要な読書について、どのように作歌につながるのか、そして本はどのように選べばよいのか、私の個人的な見解を書きたいと思います。 例えば、ある会社の名前を忘れてしまって、思い出せない。けれども、最初の一文字を思い出した途…

バランスのいい歌を詠む

今日は、短歌をつくるために大切だと思う「バランス感覚」について書こうと思います。 短歌を始めた頃は、七五調の型を守って、味わいや感動があればよいと、かなりアバウトな考えで短歌を詠んでいました。 しかし、詠んだ短歌の数が増えていくにつれ、私た…

和歌の形を考える

今日は、いくつかの和歌を比較して、共通する型を見出したいと思います。 というのは、私もいくつかの型を見つけてから、短歌をつくるのがかなり容易になったからです。 まずは最初の5文字で一つの名詞句になっているものをいくつかピックアップしました。…

イメージできる歌を詠む

今日は、読んだときに景色が目に浮かぶ短歌を詠むために私が工夫していることをシェアしたいと思います。 それは主に以下の通りです。 ①副詞を文末に置く②言葉のもつイメージを使う③動詞で修飾する(+歌全体の響きを工夫する) まずは、①「副詞を文末に置く…