2023-11-01から1ヶ月間の記事一覧

詩「時をたどって」

私は過去の上に立ち 私は過去の上に立っていない 世界がつらいのか 自らがつらいのか 世界と自らの距離がつらいのか 世界の明滅 自らの明滅 世界のゆらぎ 自らのゆらぎ それがつながるとき それがとだえるとき 新しい世界を 私の記憶が見つめる 誰かと 誰か…

詩「ゆらぎ、命、波」

僕は波を見ている 僕は風を聞いている 忘れられないこと 忘れてしまったこと 僕に関係がある 本当にそうだろうか 僕には関係がない 本当にそうだろうか 君にとって特別な日 僕には関係がない 僕にとって特別な日 君には関係がない 人の声が離れてゆく 理が…

世界に適応的であるために

「世界に適応的であるために」 生きる戦略について、様々な指南が存在する それらは、本当に私たちを適応的にするのだろうか 身銭を切ると、ストレスが伴う 人脈を維持するにはコストがかかる 自己満足も、他者貢献も、いい側面と悪い側面がある 知ることに…

短歌―雪雲

こんにちは。 今日は、最近詠んだ短歌を共有したいと思います。 * 優しさが こぼれる木から 守られて 笑顔を返す 花でありたい 空と歌 人は遥かに 霞んでも 僕をつつんで またなぐさめて 来た道は 覚えていない ただ前に 進んだことは 確か一年 * いつも読…

短歌―あるいてゆく

こんにちは。今日は、最近詠んだ短歌をいくつかシェアしたいと思います。 * 遥かなる 道を忘れし ときわたり うつつやゆめや 仰いだ空に 追憶の 君はいずこへ 道はまた 続いて誰を 待てる霜月 現実は 待ってくれない 追憶は 束の間霧と 消えてしまった 逢…