散文-パラレルな存在-

散文-パラレルな存在- こんにちは、今日は、散文をつくったので共有したいと思います。 テーマは、認識と可能性と自己存在についてです。 * 私はあの日、自らに背を向けて歩き出した。 それによって、何かがゼロとなり、何かが無限となった。 (人生や時…

短歌―暮れかかる波打ち際で

こんにちは。 今日は最近詠んだ短歌を共有したいと思います。 記念碑的な短歌です。 * 吸い寄せら れつつ近づけ なくなった 君の笑顔に 縛られている 木の陰に 優しく揺れる この花に 僕は名前を 付けずにいたい 立ち止まり 暮れかかる 追憶の空 君の笑顔が…

短歌―ノスタルジアへの回帰、行程

こんにちは。 最近詠んだ、いくつかの短歌を共有したいと思います。 * 好きだった あなたを忘れ ないことは 私らしさを 忘れないこと また弱い 心を握り しめてくる あなたを忘れる ための音楽 また今日も あなたを探す 夜空にも 書架にも揺れる 草の中にも…

短歌―道、追いかけたこと、標識

こんにちは。 今日は、いくつか短歌を作ったので共有したいと思います。 今日の短歌は、、、深い。 特に後の二つ。 いや、もういろんな意味が込められていて、ね(-_-) 短歌は、人生の湖に降り積もる結晶だと思うな・・・。 * こんなにも 熱い思いを 抱きし…

短歌―空、地、我

深淵に あなたの声を 聴きたくて 宇宙と塵を 追いかけてゆく 追憶を 失ったって 私は 地球に生まれ 地球に消える クリスマス ツリーは光り また消えて 孤独を照らす 月明りかな * 最後まで読んで下さり、ありがとうございました。

詩「時をたどって」

私は過去の上に立ち 私は過去の上に立っていない 世界がつらいのか 自らがつらいのか 世界と自らの距離がつらいのか 世界の明滅 自らの明滅 世界のゆらぎ 自らのゆらぎ それがつながるとき それがとだえるとき 新しい世界を 私の記憶が見つめる 誰かと 誰か…

詩「ゆらぎ、命、波」

僕は波を見ている 僕は風を聞いている 忘れられないこと 忘れてしまったこと 僕に関係がある 本当にそうだろうか 僕には関係がない 本当にそうだろうか 君にとって特別な日 僕には関係がない 僕にとって特別な日 君には関係がない 人の声が離れてゆく 理が…

世界に適応的であるために

「世界に適応的であるために」 生きる戦略について、様々な指南が存在する それらは、本当に私たちを適応的にするのだろうか 身銭を切ると、ストレスが伴う 人脈を維持するにはコストがかかる 自己満足も、他者貢献も、いい側面と悪い側面がある 知ることに…

短歌―雪雲

こんにちは。 今日は、最近詠んだ短歌を共有したいと思います。 * 優しさが こぼれる木から 守られて 笑顔を返す 花でありたい 空と歌 人は遥かに 霞んでも 僕をつつんで またなぐさめて 来た道は 覚えていない ただ前に 進んだことは 確か一年 * いつも読…

短歌―あるいてゆく

こんにちは。今日は、最近詠んだ短歌をいくつかシェアしたいと思います。 * 遥かなる 道を忘れし ときわたり うつつやゆめや 仰いだ空に 追憶の 君はいずこへ 道はまた 続いて誰を 待てる霜月 現実は 待ってくれない 追憶は 束の間霧と 消えてしまった 逢…

短歌―日をむかえる

暖かい 記憶コロナを 乗り越えて 手と手が触れた あとに残った ふるさとは どこであろうか まどろみの さ迷いにさす 晴れ友の声 ありがとう それはあなたの 優しさが 僕のこころに 咲かせた花と * 最後まで読んで下さり、ありがとうございました。

短歌―君と、いつかの空

変わりゆく 時代の中で もう一度 君の優しい 笑顔が見たい 遥かなる 君届けと 文は今 追憶の待つ 支流を辿る 待っている 僕の前 電車のドアは 見知らぬ人の 仰ぐ秋空 * いつも読んで下さり、ありがとうございます。

短歌―問いの明滅

語るすべ それは君へと 明日へと 心木の葉を 紡ぐ営み 偶然は 胎動明日へ 寄せる波 そのとき交差点 の時計は 遥か空 生まれたときも 死ぬときも ここは何処と 私は誰か * いつも読んでくださり、ありがとうございます。

短歌―記憶のふるさと

思い出は 懐かしい人に 逢える場所 寂しいときに 帰りたい場所 * いつも読んで下さり、ありがとうございます。

短歌

魅力とは 何か ー何かを追いかけて 何かを失いたる 暁 * いつも読んで下さり、ありがとうございます。

短歌―秋の憂い

こんにちは。9月も終わりが近づき、気候が穏やかになってきました。 今日は、最近詠んだ短歌をいくつかシェアしたいと思います。 * 寂しさが 泣いているのは 生きるのが 一人であると 思い出すから あの時と 違う私に あの時と 変わらない 優しさをくださ…

詩「悶歌」

君に触れてはいけない 君は禁断の果実 静かな湖 いたいけな天使 天空の稀人 君はわからない 君の不思議な微笑み あか抜けた歩調 穏やかな憩い 魂の静けさ 君は話さない 君の憂愁を 憧憬を 痛みを 心のよすがを 君はいつも 近くて遠く 淡くて濃く ゆるみとは…

短歌ー追憶と秋

こんにちは。 秋になり、気候が少し、おだやかになってきたでしょうか。 秋の空は澄んでいて、遠く地平線の雲がよく見えます。 今日は、最近つくった短歌を、いくつかシェアしたいと思います。 追憶を抱いて * 吾(あ)の名をば 通りすがりに 呼ぶときは 思…

詩「君の思い出」

アルバムに 君は笑ってこみ上げた あの日の思い はにかみと なつかしさまたこの胸に 鼓動を打って あまりにも 君は優しくあまりにも 僕は足りない 言の葉の 降り積もるよりこの胸は 高鳴っていた 君は只 いつも笑って近くにいて 近づけない 沈黙に 緊張をし…

詩「木漏れ日の記憶」

こんにちは。今日は、以前に書いた詩をシェアしたいと思います。 ーテーマは、「夏の思い出」。詩「木漏れ日の記憶」* いつもの道を来た何度目の分かれ道だろうかそこに君はいた白い衣をまとい君が来たのだろうか僕が来たのだろうか君は笑った僕は近くに座…

詩「みちのはてまで」

こんにちは。 今日は、一人でいるときにつくった詩をシェアしたいと思います。 ーテーマは、「時間と、人と、思いの中で」。 詩「みちのはてまで」 * 真っ暗な場所から生まれて 真っ暗な場所へ帰ってゆく 自分は何者かという問い 空は果てしなく青く 大地は…

短歌ー夏を見つめて

こんにちは、夏も残すところ、あと少し。 今年の夏は暑いからか、いつもより生き物が少ない、そう感じました。 太陽に照らされて輝く、白い雲と草むらが印象に残っています。 今日は、最近詠んだ短歌をいくつかシェアしたいと思います。 * また夏が 終わる…

短歌ー過ぎてゆく夏

皆さん、こんにちは。八月も気が付けばあと少し。 先日の夕方、ツクツクボウシが鳴いているのを耳にしました。 夏の終わりが近づいてきたんだと感じました。 時間の尊さ、それをつくづく思います。 今日は、最近詠んだ短歌を、いくつかシェアしたいと思いま…

夏の短歌

こんにちは、暑くなってきましたね。 最近詠んだ、夏の短歌をいくつかシェアしたいと思います。 * 地平へと 遠ざかりゆく 夕焼けとなぐもに聞いた 人の賑わい 思い出が 淡くなるとき さもありしそうつぶやいて また前を向く 現し世の 賑わいの中 一瞬の楽し…

うたを詠むこと

自転車に乗って夕日の中をゆくとき、自らが、 ただ風に揺られるすすきであるかのような、 錯覚を覚える。 世界の中に、その景色の一部として、 漂う波として、溶け込む。 大切なのは、世界も、自我も意識しない、 能動と受動の間に、「ただある」、 自然の営…

短歌

手を振って くれたあなたを 忘れ得ず 来たこの道も 十年が経つ

詩「未来のための言葉」

君と出会ったとき あたらしい僕をみつける 君と過ごして あたらしい僕が育ってゆく 嗚呼 夜が明けたら僕たちを語ろうか世界を語ろうか 嗚呼 鳥が鳴いたら未来を語ろうか過去を語ろうか 嗚呼 霧が晴れたら真実を語ろうか理想を語ろうか 嗚呼 水を汲んだら強さ…

短歌のギフトー確かな軌跡ー

こんにちは。 関西は梅雨が明けました。 そして、照りつけるような日差し。 空が真っ白で目がくらみそうになります。 梅雨明けは 憂慮を断ちて 気おくれを 許さないよな 晴れ晴れしさだ 何かおかしい、ということも慣れてきてしまいました。 これ以上、何も…

春の短歌 あれは確か...

こんにちは 今月は、短歌があまり浮かびませんでした けどいつもより実感はこもっているかな... 今日は、4月に詠んだ短歌を振り返りたいと思います。 解決は できなくなって 気晴らしを 今日も続ける 永久機関 根本的解決はできなくなって、行われる代用満足…

短歌の型をめぐって

久しぶりに、短歌の型について思っていることを書こうと思います。 まず、短歌の形式美というものは確かにあります。 何か格調の高さを感じさせる、崇高な歌、おそらくその理由のすべてを言語化するのは不可能でしょう。 文法のみで説明することも不可能。 …